なぜブログを書くのか?
ブログは自分を客観視できるツールと言える。
マザーテレサが思考に気を付けなさいと言ったが、自分の思考に気をつけることは本来難しい。
それは自己否定だからかも知れない。
自分の知識や考えというのは視点を変えれば自分が信じている事でしかない。
決して正しいことや真実というものが、自分の知識や考えではない。
つまり、自分の知識や考えを疑うということは自分の信じているものを疑うということになる。
信じているものは中々疑えない。
キリシタンが神を疑うようなものだ。
だがブログは違う。
ブログは自分の頭から一つ離れた存在だ。
自分ではない。
ブログに書けば自分とは乖離する。
時間が経てばより乖離する。
そうすることで自分を客観視できる。
自分を簡単に批判できる。
だから私はブログを書くのだろう。
自分の思考に気をつけるのが難しい理由はもう一つある。
それはありふれているということ。
我々は当たり前のように呼吸しているが、普段から当たり前の様に存在するからこそ呼吸を疑うことはできない。
同じ様に普段、思考が当たり前の様にある。
いちいち全て疑っていたら、それだけで日が暮れてしまう。
ありふれたものを思考し直していたら時間が足りない。
それでも思考に気を付けたい。
中途半端何度も考えるよりまとめた方が効率が良い。
だから私はブログを書くのだろう。
思考し直していたらと言ったが、この言葉は大抵正しくない。
まるで一度は思考したかの様な言い方だ。
ここでの目的は思考のし直しではなく、初めて思考することだ。
だから私はブログを書く。